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ビューティフル・マインドの考察!ラストでペンを置いた意味は?幻覚の伏線はどこから?

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このページでは、映画ビューティフル・マインドの「ラストでジョンのテーブルにペンを置いた意味」「ジョンが見ていた幻覚は、どこから伏線が張られていたのか?」を考察・解説をしていきます。

思いっきりネタバレするので、まだ見ていない方は気を付けてくださいね。

ラストでジョンの座っていたテーブルにペン(万年筆)を置く意味は?

これは、輝かしい功績をおさめた学者に最大の賛辞を贈る、「ペン・セレモニー」という儀式みたいなものなんです。ジョンの在籍していたプリストン大学は、自分が使っている万年筆を贈るのが通例になっていたわけですね。

アメリカでは、何かのお祝いでペンや万年筆を贈ることが多いそうですよ。

実は、映画の序盤16分30秒くらいのところで、まだプリストン大学の大学院生だったジョンが「ペン・セレモニー」を見かけるシーンがあるんですよ。ここでペンを置く意味が分かります。

演出上かなり大切な場面でして、このときのジョンは授業に出ないわ自分の研究に没頭して論文は出さないわで、成績が悪かったんですね。

で、「ペン・セレモニー」を遠くから見て、ジョンは教授にこんなことを言われてしまうんです。

『あれを見ろ。ペンだ。輝かしい功績をおさめた学者をたたえている。まずは、何かを成しとげろ。残念だが今の君の成績では、どこへも推薦できない

このシーンがあるから、ジョンがやっと人に認められた証であるラストのペン・セレモニーのシーンが、めっちゃ泣けるんですよね。

主人公ジョン・ナッシュが見ていた幻覚の伏線はどこからなのか?

前情報なしでビューティフル・マインドを観ていると、中盤でジョンの親友チャールズも、極秘任務も幻覚だったというどんでん返しをくらいます。

その伏線はどこから伏線が張られていたのか?と言うと、実はかなり序盤からだったんです。

ジョンが同級生たちとビリヤードバーで遊んでいるシーン

最初の伏線はここですね。映画が始まって13分あたりという、超序盤。

ジョンは、マーティンやソル、二―ルソン、そしてチャールズとビリヤードに訪れます。美女を見つけたマーティンたちは、ジョンに『ナンパして来い』とけしかけるんですね。

ところが、この会話にチャールズはまったく入ってこないんです。マーティンたちとチャールズの会話も一切ありませんし、チャールズがいるのは”ジョン視点”のシーンだけなんです。

つまり、マーティンたちにはチャールズが見えていないわけですね。間違いなく伏線です。

チャールズがジョンを励ますシーン

本編17分あたりのシーンです。

ジョンは天才すぎて、「授業に出るなんて、アホの考える仮説を頭に植え付けること」だと思っていたんですね。だから、さっきも言った通り、授業に出なくてどこへも推薦できないほど成績が悪かったんです。

その事実を告げられたジョンは、学生寮でめたんこ凹みます。

で、その様子を見たチャールズが、ジョンを奮起させるためにこう言うんです。

『よく考えろ。君は悪くない。ヤツらのルールなんか無視しろ。君は必ず答えを見つける』

この言葉でジョンはやる気を取り戻すのですが、よく考えるとおかしくありません?ジョンが天才だとわかっていても、普通は『とりあえず授業出ようぜ』って言うんじゃないでしょうか。(言い方は別として)

要するに、ジョンは無意識で、幻覚であるチャールズに”自分にとって都合の良いこと”を喋らせたわけです。

めちゃくちゃわかりづらいシーンだけど、これも幻覚の伏線だと考察しました。

2回目のビリヤードバーで遊んでいるシーン

本編の19分あたりです。

ジョンは、またマーティンたちとビリヤードバーに行きます。ところが、チャールズの言葉で奮起したジョンは、ビリヤードバーのテーブルに教科書を広げて熱心に勉強してたんです。

なんと、このシーンでは、チャールズが一切出てきません。ジョンの親友でルームメイトなのに、マーティンたちとの交流がまったくないのは、さすがにおかしいですよね。

前回のビリヤードバーのシーンではジョン視点でチャールズが写ってましたが、今回はそれすらもないんです。

その理由は、このときのジョンは悩みや不安もなく、勉強に一直線になっていたから。だから、幻覚が入り込む余地がなかったんだと思います。

大学内のパーティーのシーン

ジョンの論文が教授に認められて、マサチューセッツ工科大学ウイーラー研究所への推薦が決まったあとのパーティーです。(本編24分くらい)

このパーティーでも、チャールズは登場しません。

ジョンを奮起させて、推薦が決まったときは自分のことのように喜んでいたチャールズが、大学のパーティーでジョンを祝わないのは不自然すぎます。たぶん、初見でも「あれ?」ってなるんじゃないでしょうか。

よ~く考えてみるとわかるんですけど、統合失調症が発覚する前にチャールズが登場するシーンって、ジョンに”迷い”や”不安”、”恐れ”があるときだけなんですよね。

「アリシアとの結婚を迷っているとき」とか、「ソ連のスパイに狙われていると思い込んでいたとき」とか、「マッカーサー病院で目を覚ましたとき」とか。

パーティーのときのジョンは、推薦が決まって希望にあふれていたから、チャールズに助けてもらう必要がなかったんだと思います。

ウイリアム・パーチャーに声をかけられるシーン

ここも良く見ると、おかしいことに気付けますよ。

ジョンが研究所を出て少し歩くと、パーチャーに『ナッシュ教授』と呼び止められます。声に気付いたジョンが振り向くと、パーチャーが研究所の扉の前に立っているんですね。

でも実は、『ナッシュ博士』と声が聞こえた瞬間、研究所の扉の前にパーチャーはいないんです。ここ、一瞬なので、注意して観ないと絶対にわかりません。

このシーンでは、画面左に向かって歩くジョンを追う形で撮影されてるから、ジョンの移動にしたがって画面も左に移動してるんですね。研究所の扉は、パーチャーの声が聞こえたとき画面の右端ギリギリに写っていて、ジョンが声に気付いて立ち止まったときには、すでに画面の外になっているんです。

で、ジョンが辺りを見回すと、カメラが右を向いて研究所の扉を写します。すると、いつの間にかパーチャーが立っているんですよね。扉から出て来た様子もなく、瞬間移動してきたかのようにいるんですよ。

これ、幻覚じゃないと説明付きませんよね。

細かい部分ですけど、絶妙なカメラワークで幻覚の伏線を張っているわけです。

「ビューティフル・マインド」のタイトルの意味を考察してみた

僕が思うに、「ビューティフル・マインド(美しい心)」には、2つの意味があると思います。

アリシアのジョンを信じ続ける愛

1つ目は、これですね。
(まあこれは、映画を見たら誰でも感じることだと思いますが笑)

夫であるジョンが統合失調症で職を失ってからは、アリシアが一人で家庭を支えていました。仕事をしながらジョンの介護と子育てまでして、本当にキツイと思います。きっと、ほかの順風満帆な家庭と比べて『なんでこんな思いをしないといけないんだろう』と何度もくじけそうになったはずです。

それでもアリシアは、ジョンとの夫婦生活に見切りをつけませんでした。それどころか、再入院を拒んで『自分で幻覚と戦いたい』と言うジョンの願いを受け入れて、こう言うんです。

私は信じたいの。人間の力を超えたことだって可能だと』

そこから、40年以上もジョンを支え続けたアリシアの心は美しすぎますね。

ジョンの自分の信念を貫く生き様

ノーベル経済学賞を受賞という輝かしい功績を残したジョンですが、その道は苦しかったはずです。

ジョンには「自分は天才だ」という自負とアリシアの支えがあったとはいえ、40年以上も人から評価されなかったし、いつも幻覚が付きまとっていたし、統合失調症を知らない人には『変わり者だ』と馬鹿にされ続けたんです。

それでも自分の信念を曲げず、1つのことに集中し続ける生き様と精神が”美しい”と感じましたね。

僕だったら無理です。2年も成果が出なかったら、諦めますもん。汗

まとめ

ということで、今回はビューティフル・マインドを観て考察したことをお話してみました。

登場人物の心情や、ストーリーの伏線、演出を分析しながら映画を観るのもめちゃくちゃ楽しいですね。

まだ映画を観てなくて、内容を知りたい方は下の記事をご覧ください。(ネタバレしてるので注意してください)↓

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