このページでは、映画「あと1センチの恋 」のあらすじを、結末までネタバレしていきます。後半部分では、実際に視聴した僕の感想や、ほかの人の口コミも紹介しますね。
「あと1センチの恋」は、2014年の公開されたイギリスとドイツの合作洋画だそうです。
物語の主人公は、子供のころから親友で異性としても意識し合っているロージーとアレックス。そんな2人が、18歳のときから12年もすれ違いまくる胸キュンストーリーです。
それでは、あらすじから紹介していきます!
※本記事の画像は、「あと1センチの恋」公式サイト、Facebook、Twitterから引用しています
もくじ
「あと1センチの恋」のあらすじを紹介【ネタバレなし】
公開年 | 2014年 |
原作 | セシリア・アハーン『愛は虹の向こうに』 |
原題 | Love, Rosie |
監督/脚本 | クリスチャン・ディッター/ジュリエット・トウィディ |
キャスト | 主演:リリー・コリンズ(ロージー) サム・クラフリン(アレックス) クリスチャン・クック(グレッグ) ジェイミー・ウィンストン(ルビー) スキ・ウォーターハウス(ベサニー) |
上映時間 | 102分 |
イギリスの田舎に住むロージーとアレックスは、6歳のころからの友達以上、恋人未満の関係。
完全に両想いなのに、当の本人たちはお互いに関係が壊れるのが怖かったり、相手のためを思って『好き』の一言が言えないんです。
そのせいで、とにかくすれ違いばかり。
酔っぱらった勢いでキスしたのに二日酔いのロージーは覚えてなかったり、一緒にボストン行を約束したのにロージーにほかの男との子供ができて別々になったり。
「あと1センチ」どころか、「5,000キロ」になってしまうんです。
それでも5年間も連絡を取り続けてた2人ですけど、アレックスのちょっとしたミスでケンカに。で、少し疎遠になってしまいます。
ちょうどそんなときに、ロージーの子供の父親と再会して結婚。ですが、まぁ~コイツがクズ男。
そのクズっぷりを目撃したアレックスは、意を決してロージーにラブレターを送ります。しかし!
”ある妨害”に遭って、ロージーの手元に届かないんです。
んで、返信が来ないアレックスがほかの女性と結婚を決めるんですが、そのタイミングでロージーはラブレターを発見するんです。
ハプニングが起こるわタイミングが悪いわで、すれ違い続ける2人。もどかしさと切なさで胸がギュッと締め付けられて、目が離せない映画です。
「あと1センチの恋」のストーリーを結末までネタバレ
それでは、ストーリーを結末まで詳しく紹介していきます。
※ここからはネタバレしていくので注意してください。
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初めてのすれ違い
ロージー アレックス
主人公ロージーと男友達のアレックスは、子供のころからの幼馴染で大の仲良し。家も向かい側で、遊ぶときはいつも一緒だし手をつないで同じ布団で寝ることも。
そんな2人はお互いを好意をもっていましたが、たった一言『好き』と言えなくて、親友関係が続いていました。
そして、ロージー18歳の誕生日祝いで2人はクラブへ行きます。
テキーラのショットを何杯も飲み、ビヨンセの曲に合わせて踊ってバカ騒ぎ。
酔いに任せてくっついてはしゃいでいた2人は、少しずつ顔の距離も近づいていき・・・・・思わずキスをしてしまうのでした。

アレックスは『やっとロージーと結ばれる!』と心の中でバンザイ。
ところがその喜びもつかの間、お酒を飲み過ぎたロージーはイスから滑る落ちるように倒れて救急車で運ばれる事態に。
翌日、二日酔いでグロッキーになっているロージーの様子を見に、アレックスが部屋にきました。
アレックスは、昨日のキスがきっかけでロージー付き合えるんじゃないかと、ちょっと嬉しそう。
ところが、ロージーはベッドに潜りながら言います。
ロージー『大失敗だった・・・』
アレックス『気にするなよ。いい経験だったかも』
ロージー『死ぬほど恥ずかしい。・・・思い出すだけで吐きそう。』
もしかして、キスのことを言っているのか?と顔を曇らせるアレックス。
アレックス『・・・どのへんが?』
ロージー『全部よ。誰にも話しちゃダメだからね!』
ロージーは酔っ払い過ぎて、キスをのことはまったく覚えていなかったんです。
てっきり「キスが最悪」ってことだと思ったアレックスは、そりゃもうしょんぼり。
2人の気持ちは、ここからすれ違い始めるのでした。
アメリカに渡ることを決意する2人

アレックスは「ロージーとは脈ナシ」だと勘違いして、同じハイスクールの人気女子べサニーと付き合い始めました。
べサニーとの関係は順調そのもので、童貞卒業も果たすアレックス。ハイスクールの卒業パーティーでは、べったりくっついて踊りながらキスを繰り返すほどラブラブなのでした。
2人を横で見ていたロージーは、めちゃんこ嫉妬。一気にテンションガタ落ちです。
そんなこともあってか、ロージーは”イイ感じ”になっていたクラスメイト、お調子者のグレッグとパーティーを抜け出してホテルへ行ってしまいます。
そして”事”をするわけですが、まさかのトラブルが発生するんです。
初体験のグレッグは、避妊具の装着に手こずります。んで、テキトーに付けたまま行為を始めるんですが、グレッグは2秒で昇天w
もう、ロージーは絶句。
で、ロージーは気づきます。グレッグのアソコにゴムが付いてない!
どこにいったの?え?え?と探してると、どうやらロージーの中に残ったままらしい。

焦って電話でアレックスに助けを求めるロージー。
ロージーが心配なアレックスは、パーティー会場にべサニーを残したままロージーと病院へ急行するのです。
とりあえずの処置を終え、アフターピルも処方してもらい一安心。2人は帰宅します。
(・・・べサニーどうなったん?(;・∀・))
その帰り道、アレックスはロージーにイギリスを出てアメリカに行くことを伝えました。
アレックス『奨学金を取って、ハーバード大学へ行こうと思うんだ。世界でも有数の医学校だし・・・ロージーもボストン大学へ行けばホテル経営が学べるぞ。君の夢だろ?』
アレックスの顔を見ながらニコっと微笑むロージー。すっかりその気になった様子でした。
大学に合格するも、妊娠が発覚

ロージーのボストン行は母は反対されたものの、父は大賛成。その後押しもあって、見事ボストン大学に合格すしました。
合格通知を受けっとって大喜びのロージーは、アレックスに報告するために向かいの家まで走ります。
ところが間が悪く、アレックスはべサニーとイチャイチャ。その声を聞いていたら、なんだかムカムカして吐いてしまったのです。
なんだか体調が悪いし、生理が来ないことに気付くロージー。検査をしてみたら、なんと妊娠していたのです。その相手はグレッグ。卒業パーティーのときのアレが原因でした。
このままでは大学にも通えないし、ホテル経営の夢も捨てることになるかもしれないと悩み、途方に暮れるロージー。
アレックスには話そうと思っていましたが、ハーバード大学に受かって大喜びのアレックスを見ていたら、邪魔してしまうようで言えなくなってしまったのです。
そして妊娠の事実を言えないまま、アレックスがボストンへ向かう日が来てしまいました。
空港の搭乗ゲートまで見送りに行くロージー。
ロージー『テロが心配。墜落するかも』
アレックス『出発を遅らせようか?』
ロージー『平気よ。出発して』
アレックスは搭乗ゲートの前で立ち止まり、強がるロージーを見て微笑みます。
アレックス『・・・目を閉じて』
ポケットから取り出したキーホルダーをロージーの手に乗るアレックス。
目を開いたロージーはアレックスを見つめ、思わず抱きついてします。アレックスもそれに応えるかのように、ロージーを強く抱きしめました。

おでこがくっつき、お互いにキスをしようとします。
ですが、アレックスにはべサニーがいるし、ロージーはグレッグの子供を妊娠中。2人はお互いに「結ばれることはない」と感じ、キスをためらうのです。
2人は顔を上げ、悲しそうに最後の挨拶をします。
ロージー『連絡してね』
アレックス『わかった・・・2週間後ね』
ロージーの妊娠を知らないアレックスは、すぐにボストンでまた会えると思い飛行機へ向かうのでした。
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ロージーの出産

家族以外には子供のことを言えずにいたロージーでしたが、出産してからは育児で大忙しの毎日。
そんな中、急にアレックスがロージーの家に顔を出しました。
びっくりしたロージーは、子供がいることをバレないように急いで部屋を片付けます。
ところが、アレックスはロージーに子供がいることを知っていました。
べサニーが町を歩いているときに、ベビーカーを押しているロージーをたまたま見かけたことをアレックスに話していたんです。
ロージーは、アレックスを子供が寝ている寝室に連れて行きます。
ロージー『一日中、オムツを替えているわ。ウンチをしたら量と色を確かめるの』
アレックス『立派な仕事だ』
フフッと笑うロージー。
アレックス『・・・・グレッグは?』
ロージー『・・・話したとたんに逃げ出したわ』
アレックスは少し考えて言います。
アレックス『父親の代わりをさせて』
ロージー『ありがとう』
笑顔で答えるロージー。
ロージー『あなたに黙っていたのは、夢を壊さないためなの。こんな私じゃなくて、夢を持ったままのロージーを見て欲しかったから。』
ロージーはそう言って、アレックスのために彼の申し出を断るのでした。

ボストンに戻ったアレックスは、べサニーとも別れてしまい、ロージーのことも心配で気落ちしていました。
そんなとき、ボストンのあるバーでフィルという男に声をかけられます。
フィル『わかるよ!僕も絶望したことがある。僕はフィル!恋のキューピッドだ。僕の妹が君と話したがっている』
『どの子?』と聞き返して、フィルが指さした先にはブロンドヘアのセクシー美女がいました。
彼女はアレックスのクラスメイトで、名前はサリー。アレックスは彼女を見て、少しだけテンションが上がります。
そして、寂しさを埋めるかのように、彼女と付き合うようになるのでした。
ロージーとアレックスがケンカで疎遠に

それから約5年がたち、ロージーの娘ケイティは小学生に。手の空いたロージーは、ホテルの清掃員として働き始めます。
ロージーとアレックスの関係はと言うと、メールや手紙で近況報告するくらいで相変わらずの距離感。
そんな中、アレックスはサリーとのケンカが絶えなくなっていました。うんざりする毎日に嫌気がさしたアレックスは、ロージーにメールで「会いたいな。遊びに来いよ」と送ります。
ロージーはその誘いに大喜び。娘ケイティの『彼が呼んだのは特別な理由がある』という言葉に後押しされて、1人でボストンまで遊びに行くことにしました。
久しぶりに顔を合わせた2人は、空港で大はしゃぎ。
アレックスが通う大学のパーティーで昔みたいにバカ騒ぎしたりボストン観光したりと、2人は思いっきり遊びました。

最後にアレックスはロージーを家に招きます。
正直いろいろと期待していたロージー笑
ところが部屋に入ると、アレックスの彼女サリーがロージーを歓迎。
「なんで私呼んだん?(‘A`)」と言いたげな表情でアレックスの顔を覗くロージー。
そのままの流れでアレックス、ロージー、サリー、サリーの兄フィルの4人でディナーをすることに。
フィルがサリーのグラスにワインを注ごうとすると、サリーは断ります。
フィル『そうだった。でも、お酒好きなのに耐えられるのか?』
アレックスはやけに自分の顔を触り、なんだか気まずそうにしています。
ロージー『お酒好きなのに、なんでやめたの?』
明らかに様子がおかしいアレックス。
サリー『アレックス、話してあげて』
アレックスはバツが悪そうに言いかけます。
アレックス『あ、あ、あぁ・・・あの、言わなかったっけ?こ、こ、こど、こど、、、、』
サリー『子供ができたの。12週目よ』
ロージー『・・・』
ロージー『・・・おめでとう。知らなかったわ』
アレックス『あ、いや・・・言ったと思ってた』
ロージーはシラーっとした顔でお祝いの言葉を送り、その隣で挙動不審はアレックス。
その様子から2人の関係を察知したサリーはブチギレ。
さっさとディナーを終わらせようと立ち上がりますが、水の入ったグラスをひっくり返します。んで、それを拭こうとしたアレックスはさらにグラスを倒して、テーブルはびっちょびちょ。
終いにゃヤケになったサリーがテーブルクロスを思いっきり引っ張って、ぜーんぶ床にガシャーン。もう、しっちゃかめっちゃかです。
唖然とするロージーでしたが、だんだん馬鹿らしくなってきます。

ついにはロージーもキレだして、『家に帰る!』と言い出す始末。
何とかロージーを止めようとするアレックスでしたが、売り言葉に買い言葉でどんどんひどい口ゲンカになってしまうのです。
呆れたロージーは、そのままイギリスへ帰ってしまいます。
それからというもの、あれだけ連絡を取り合っていたアレックスとロージーはどんどん疎遠になっていくのでした。
グレッグ(クズ男)と結婚してしまうロージー

ロージーがいつものようにホテルのロビーを掃除していると、1人の男が現れます。
なんとその男は、ロージーが妊娠して逃げたしたグレッグでした。
ロージーの気まぐれで送った、ケイティが書いた絵を見て会いに来たんだそうです。
娘のケイティに会わせて欲しいというグレッグ。
ロージーはモチロン、『来てくれなんて頼んでないし、父親を名乗る資格はないはずよ!』と拒否ります。
それでも『信じてくれ。もう一度だけやり直すチャンスが欲しい』と頭を下げるグレッグ。
しかたなしにもう一度チャンスをあげるロージーでしたが、ケイティに会わせてみるとかなりイイ感じ。
ケイティはグレッグに会えるのを楽しみにするようになったし、ロージーはたくましくなったグレッグの体にホレボレ笑
すっかり心も体も許してしまうロージーは、グレッグとの結婚を決意します。
その一方でアレックスは、サリーの浮気が発覚。妊娠中の子供も浮気相手が父親だとわかって、サリーと別れることになったのです。
結婚してから2ヵ月後に、それを知ったロージー。
相変わらず何もかもタイミングが合わない2人は、すれ違い続けるのでした。
ロージーの父との別れ

それから5年後、ロージーは地中海まで旅行に行く両親を送り出し、いつものようにホテルに出勤します。フロント係になっても掃除をしていると、突然べサニーが顔を出しました。
アレックスと別れてからファッションモデルとして成功したべサニーは、たまたま仕事の都合で泊まりに来たようです。
『今モロッコから帰って来たの。明日はニューヨークとボストンへ行かなきゃ』と自慢気に話すべサニー。
それを聞いて、『ボストンに行くならアレックスと会ってきたら?彼、喜ぶわよ』と、ロージーはアレックスの連絡先をべサニーに教えます。
ところがべサニーは『どうも。あ、エビアンしか飲めないから3本持ってきて。それと、掃除は1日2回ね』と高飛車な態度で、部屋に向かうのでした。

その数日後、旅行中の母親からロージーに電話が入ります。
『ニースの旅はどう?』と明るく出るロージーでしたが、母親の様子がおかしい。電話の向こうで泣いているのです。
ロージー『どうしたの?』
母親『私・・・どうしたらいいのか・・・。悪い知らせよ・・・・』
あろうことか、旅行中にロージーの父親が急逝してしまったのです。
悲しみに暮れる間もなく、しめやかに葬儀が執り行われます。
知らせを聞いてボストンから駆け付けたアレックスは、肩を落として泣いているロージーを元気付けようとしました。
久しぶりにアレックスの声を聞いたロージーは、悲しみがあふれ思わず抱きついてしまいます。
『おい。その手をどけろ!』
遠くから様子を見ていたグレッグは、そう言って2人を引き離します。
義理の父親の葬儀だというのに、サングラスをかけて笑っているグレッグ。
グレッグ『親戚の話はクソつまらん』
笑いながら文句を垂れます。
アレックス『お前・・・酔ってるのか?』
信じられないことに、グレッグは酒をひっかけていたんです。
グレッグ『葬式は嫌いでね』
アレックス『夫なら妻を支えてやれよ!』
グレッグ『うるせぇよ!』
ロージーが『やめて!』と叫び、冷静になった2人。
ですが、アレックスはグレッグのクズ男っぷりに開いた口が塞がりませんでした。
あんなヤツじゃ、ロージーとケイティを大切にするわけがありません。
アレックスは「絶対に自分の方がロージーたちを幸せにできる」と感じ、空港で飛行機を待っている間にロージー宛にラブレター手書きし、郵便で送るのでした。
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父からのエールで夢を思い出すロージー

後日、グレッグが仕事に出ようとすると、アレックスからのラブレターが届いていました。
アレックスからの手紙を不審に思ったグレッグは、勝手に中身を見てしまいます。
ロージー『私になにか届いてる?』
グレッグは、アレックスからのラブレターを胸ポケットに隠しました。
グレッグ『そうだな。一通だけ来てる。』
もう一通の手紙をロージーに渡し、そのまま家を出るグレッグ。
ロージー『・・・これ、パパからだわ。亡くなる前日に送ってきてる』
ロージーの父親からの手紙には、こう書いてありました。
ロージー、信じられるか?地中海沿岸を、自分の足で歩いている。この瞬間を待ちわびていたよ。
私の人生は幸せだ。後悔もない。夢がかなったんだから。妊娠がわかる前、おまえにも夢があったな。
立派な母親になったお前を誇りに思うよ。お前はできる子だ。夢を望めば、必ずかなう。夢を諦めないでくれ。私からのお願いだ。
~父より~
大粒の涙をこぼし、噛み締めるように何度も読み返すロージー。
妊娠して、いつしか忘れていたホテル経営の夢を思い出します。父からのエールをもらった彼女は、生前に残してくれたお金で田舎にホテルを開業することに決めたのです。
アレックスの結婚

ホテル開業の準備と、いつものホテル業務をこなすロージー。
ある日、出勤すると同僚のルビーにホテルの予約表を見るように言われます。
ルビー『これ見て!スイートランドホテルの今日の予約!業務提携したから、うちでも見れるのよ!』
ロージー『ん?グレッグがスイートルームの予約を取ってる・・・もしかして結婚記念日のお祝い!?』
飛び跳ねて大喜びしていると、タイミング良くロージーの携帯にグレッグから電話が来ました。
ロージーは、ニッコニコで電話に出ます。
グレッグ『仕事の都合で滞在が伸びたんだ。仕事先での接待で・・・ケイティのことは、キミと母さんに任せていいかな?』
一瞬にして凍り付くロージー。生返事をして電話を切ります。
ロージー『もう一度予約を見せて・・・』
ルビー『これよ・・・2時間前にチェックインしているわ・・・』
仕事と言っているのに、すでにスイートルームにチェックインしていたグレッグ。クズ男の不倫が確定した瞬間でした。
仕事が終わったロージーとルビーは、制服のままグレッグが予約しているホテルに乗り込みます。
バーラウンジで女とイチャつているグレッグを見つけ、顔面パンチ!
ルビーは倒れたグレッグの顔にゴム(未使用)をビシーッと叩きつけます。
ロージーは家に帰って、荷物をまとめ始めました。机や棚の上のものを、ひたすらガッサガッサと段ボールに入れていきます。
ところが机の引き出しが1つだけ、鍵がかかっていて開きません。
怒り心頭のロージーはマイナスドライバーを隙間に突っ込んで、ムリヤリこじ開けます。
メキメキ!と音を立てて開いた引き出しには、見覚えのない手紙が入っていたのです。
それは、アレックスがロージー宛てに書いたラブレターでした。
まさかと思ったロージーは、冷静になってラブレターを読みます。
~どんなときも、そばで君を支え、君を包み込める男から~
ロージー、君はもっと愛されるべきだ。
ケイティに父親が必要なのはわかる。この話題はこれっきりにするよ。
でも、グレッグは君にふさわしくない。君を手放したのは、怖かったからなんだ。今なら君を幸せにできる。電話が欲しい。
愛をこめて。アレックスより
アレックスの気持ちにやっと気づいたロージーは急いでパソコンを出し、アレックスにチャットを送ります。するとすぐにアレックスから、テレビ電話がかかってきました。
受信ボタンを押すと、そこにはべサニーの姿が。遅れてアレックスが登場します。
実はロージーからアレックスの連絡先を教えてもらったべサニーは、アレックスと連絡を取るようになっていたのです。
で、そこへきてロージーからの返事がなかったから、完全にフラれたと思ってべサニーとヨリを戻していたわけです。
しかも、婚約も済ませて結婚式は来週。
おまけに、べサニーから「ロージーのおかげで結ばれた!」と結婚式の付き添い役とスピーチまで頼まれてしまいます。
とりあえずOKはしたものの、いつもすれ違っていたことに気付いて泣きじゃくるロージーでした。
凍り付く結婚式スピーチ

気を取り直して、ロージーと娘のケイティはボストンで挙げるアレックスの結婚式に向かいます。
なぜかロージーの同僚兼、親友のルビーと、ケイティと昔から仲良しの男の子トビーも付いてきました笑
ケイティとトビーは、昔のロージーとアレックスのようにいつも一緒にいる親友で、ロージー曰く『ケイティいるところにトビーあり』だそうです。
そんな4人が大急ぎで会場に到着すると、ちょうどアレックスとケイティは祝福されながらチャペルから出てきたところ。
アレックスとロージーはお互いに気付きますが、気まずそうにすぐに目をそらしてしまうのでした。
披露宴が始まり、ロージーがスピーチを始めています。
『―――――最後に、、、私の18歳の誕生日に死ぬほどテキーラを飲みました。記憶が飛ぶほど酔っぱらったわ。大げさだと思いますが本当に記憶がないんです。』
会場で笑いが起きている中、何か引っかかる様子のアレックス。
そしてロージーは、スピーチをメモ書きをしまい、続けます。
『人生のパートナー選びは、私たちにとって何よりも大事です。間違えると絶望が待っています。ある朝、目覚めるとそのことを考えてしまうんです。でも・・・後戻りできません。
・・・お互いそれを思い知ったはず。
あなたの友情が、私の人生を光り輝かせてくれたの。暗闇でもずっと照らし続けてくれた私は、世界一幸せよ。
当たり前のようにあなたはそばにいてくれたけど、私はその価値に私は気づけなかった。
でも、やっとわかったの。あなたがどこにいて、誰と何をしてても、私はいつだって本当にあなたを愛している。』
まさかの熱烈な愛の告白で、完全に凍り付く会場。初めてロージーの想いに気付くアレックス。ロージーをにらむ新婦べサニー。
あまりの気まずさに耐えられないルビーは、グラスの水をグイっと一気飲み。
ロージーは続けます。
『・・・兄を慕うように、親友を思いやるように、あなたの夢を守り続けるわ。・・・皆さん、乾杯しましょう。
新郎新婦を祝して、乾杯!』
おそろしくビミョーな空気の中、ロージーの乾杯の音頭で披露宴は始まるのでした。
アレックスとのキスを初めて知るロージー

どうにかこうにか盛り上がった披露宴会場では、ダンスタイムが始まりました。新郎は新婦と、ほかの参列者は思い思いの相手とペアを組んで社交ダンスを踊ります。
新郎新婦の踊りを見ていられないロージーは、会場を出てすぐ横で1人で涙をこらえていました。
そんな中、ケイティと踊っていたトビーが、思わずケイティの唇にキスをしてしまうのです。
驚いたケイティはトビーを突き放し、屋上へ逃げ出します。
その様子を見ていたロージーとアレックスは、ケイティを追いかけます。
(またもや置いてきぼりのべサニー笑)
屋上で落ち込んでいるケイティに、ロージーは『どうしたの?』と聞きます。
ケイティ『トビーがキスしたの』
ロージー『イヤだったの?』
ケイティ『当然でしょ』
アレックスは、18歳のときにロージーにキスしてしまった自分とトビーが重なりました。

アレックス『君たちを見ていたけど、お似合いじゃないか。絆で結ばれているよ』
ケイティ『考えてみて。もし自分たちがキスしたらって』
アレックス『・・・それは間違いだ。彼は大きな傷を負って、心の穴を埋めるようにほかの女の子を求める。そして、結婚してから自分に言い聞かせるんだ。結婚相手はパーフェクトだってね。でも、穴は埋まらないんだ』
ロージーとアレックスは目を合わせます。
ケイティ『2人はキスしたことないの?』
ついに確信に触れるケイティ。
ロージー『・・・いいえ、ないわ』
その言葉を聞いてアレックスは、18歳当時のキスを嫌がっていたんじゃなくて、本当に忘れていたんだと確信しました。
そのとき、屋上までケイティを追いかけて来たトビーが、ケイティを大声で呼びます。
トビー『さっきはごめん。なかったことに・・・』
ケイティはトビーのもとに駆け寄り、言葉をさえぎるかのようにキスをしました。
ケイティとトビーの様子を見届けたアレックスは、ロージーとのキスの話を続けます。
アレックス『・・・ほんとに覚えていないんだな』
なんのこと?と言いたげな表情で見つめるロージー。
アレックス『君が18歳の誕生日のとき、テキーラを5杯飲んで、イスから滑り落ちる前にキスをしたんだ』
ロージーは初めて、あの日アレックスとキスしていたことを知ります。
そしてようやく、その翌日の「最悪の思い出!忘れたい!」と言ったことが、すれ違いの始まりだったことに気付いたのです。
ところが、気づくのがあまりにも遅すぎました。よりによって、アレックスの結婚式の日に気付くなんて、最悪のタイミングです。
【結末】12年のすれ違いの末、やっと結ばれる2人

翌日、ロージーを空港まで見送りに行くアレックスとべサニー。
ロージーは涙を浮かべながら『さよなら』と言って、アレックスを抱きしめます。隣にべサニーがいるのに、どう見ても恋人同士の別れ際です笑
(さすがにべサニーが不憫すぎる・・・)
帰国したロージーは、その想いを断ち切るかのようにホテル開業の準備を始めます。
ルビーやケイティたちとはしゃぎながら、自分の夢を追いかけることに専念しようとするロージーでした。
そしてついに、ホテルが完成しオープン日がやってきました。
記念すべき1人目のお客さんを部屋に通し、「やっと夢を一歩を踏み出したんだ」としんみりするロージー。
すると、2人目のお客さんがフロントにいるロージーに近づいてきます。
そのお客さんは、アレックスでした。
アレックス『やあ・・・・あー、部屋は空いてるかな?』
ロージー『お荷物はどちらに?』
アレックス『いや、全部置いてきた。』
ロージー『奥さんは?』
アレックス『別れたんだ。お互い、納得の上でね』
顔が明るくなっていくロージー。
ロージー『海が見える部屋がオススメです』
アレックスを部屋に通し、海の見える窓の前にます。
アレックス『飛行機の中で夢を見たんだ。君はここに立っていた。』
海の見える窓の前にたつロージーとアレックス。
アレックス『僕は男らしく、君を抱きしめた。こんな感じでね。』
ロージーは泣きながらアレックスを抱きしめます。そして2人は、何度も何度もキスをし重ね合いました。
12年も続いた2人のすれ違いの末、やっと結ばれた瞬間でした。
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「あと1センチの恋」を観た感想
男でもキュンキュンしました笑

驚くほどすれ違う2人に、「あんたら何やってだよぉぉぉ!早く好きって言っちゃえよ!もう!」ってツッコミながら観る映画でしょうか笑
で、イギリス流のギャグも入れて笑わせてくれつつ、最後には爽やかなハッピーエンドで感動させてくれるんですよね(´∀`)
こんな感じで言うと、ちょっと安っぽい感じの感想になってしまいましたが、そんなことありません。
リリー・コリンズとサム・クラフリンの演技力、そして演出ともに素晴らしいんですよ。
きっと2人とも一緒になりたいのに「断られるのが怖い」と思ってて、なかなか本音を出せなかったんでしょうね。その気持ちをセリフにしなくても、2人の表情や雰囲気だけでひしひしと伝わってくるんですよ。
ボストンに行くアレックスを見送るとき、空港でハグして2人でキスするか迷いに迷ってる感じなんて、男の僕でもキュンキュンで、かなり楽しませてもらいました笑
きっと女性なら垂涎物のでしょうね(*´∀`)
個人的に伝えたいこと

たぶん、この映画を観て、はっきりしない2人にイライラする人もいると思います。と言うか、実際にそういう口コミもありますからね。
ただ、「はっきりしない」ってのは、実は文化の違いでもあるんですよ。
日本人って基本的に「好きです!付き合ってください!」って告白することが多いですよね。でも、イギリスはお互いが気に入ったら自然とカップルになってることが多いんだそうです。
なので、付き合う前に「好き!」って伝えなくて、アレックスとロージーみたいに雰囲気でキスをためらったりするのは、イギリスだと結構あるはず。(たぶんね)
それと、アレックスがすぐにべサニーやサリーと付き合ったりするのが軽薄だって口コミも多いんですけど、ちょっと自分に甘いのもイギリスの国民性です。
だから、アレックスのセリフに『心の穴を埋めるようにほかの女の子を求める。』ってのも割と普通らしいです。(まあ僕は生粋の日本人ですが、思いっきり共感できますけど笑)
ですので、文化の違いなんだなーって感じで、温かい目で映画を観て欲しいです。
そしたら、ラブコメ嫌いじゃない限り楽しめる映画ですからね!
「あと1センチの恋」の観た人の口コミ・評価

びっくりするくらいすれ違ってばかり(笑)
自分もちょうど今、すれ違いに遭ってます。なので、個人的にはリアリティがありまし、すごく感情移入できました(笑)
まぁ現実には簡単にホテル経営なんて出来ないとか、いろいろとありますがで、これは映画ですからね。2人の結末も、優しくて温かい気持ちになれて観て良かったです。
イギリス風のギャグもちょいちょい入ってて笑えます。主演リリー・コリンズさんがキュートで、それだけで眼福です。ステキな映画をありがとうございました。(30代男性)

ロージーが可愛すぎる
もう何回も観てるんですが、それでもラストの2人がやっと結ばれるところで涙が出てきます。アレックスにキュンキュンです。
リリーコリンズが素晴らしい演技ですが、それぞれのシーンの光の加減が絶妙なんですよね。
私もすれ違い経験してるので、共感できてすごく好きなラブストーリーです。
ラブストーリーは観ないほうだったんですけど、うまくいかないことがあって落ち込んでるときにハッピーにさせてくれる大好きな映画です。(20代女性)
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U-NEXTを100としたときの割合で比べていて、ぶっちぎりで洋画の配信数が多いことがわかりますね。
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つまり、複数の動画配信サービスに入会する必要がなくて、U-NEXTだけで十分というわけです。
最新作の配信がめちゃくちゃ早い
U-NEXTは、ほとんどの新作がDVDレンタル開始と同時期に配信されます。2018年の「ミッション:インポッシブル フォールアウト」なんて、DVDレンタルよりも配信されるのが早かったんですよ。
ほかの動画配信サービスでも新作の配信はしてますが、U-NEXTよりも2~3ヶ月くらい遅かったり、1年たっても配信されないこともあるんです。
要するに、U-NEXTだったら、わざわざレンタルショップまで借りに行く必要がなくなるわけです。
「観たい洋画のため」とは言っても、レンタルショップの往復は面倒ですよね。その手間をなくせるメリットは大きいですよ。
毎月1,200円分のポイントがもらえるから、課金なしで新作が観れる
新作映画は1本約500円だから、毎月のポイントで月に2本の新作を観れちゃうわけです。(1ポイント=1円)
余ったポイントは翌月に持ち越しできるから、月によっては3本観れます。
課金なしで新作を楽しめるのは、U-NEXTだけなんですよ。ほかの動画配信サービスは、課金しないと新作を観れませんからね。
もしU-NEXTで課金しても、カード払いなら40%がポイント還元されるんです。つまり、1,000円課金しても、実質600円てわけです。
このサービス内容で、日割り計算すると1日たったの 66円なんですよ。ペットボトルのお茶1本よりも安いんです。コスパ最強ですよね。
だから、洋画を見るならU-NEXTがベストってわけです。
31日間無料トライアル期間があるから、とりあえず試して気に入らなかったら解約すれば完全にタダですよ。※トライアル期間中でも600円分のポイントがもらえるという、太っ腹すぎるサービスです。
重すぎずハッピーエンドで良かった
リリーコリンズさんが演じるロージーは、とっても可愛くて女の私でも魅入ってしまうほどですw
ストーリーはテンポが良くて、目が離せません。人によってはマンガのような話に感じたり、はっきりしない2人にイライラする方もいると思います。でも、自分の人生で起きたすれ違いを思い出して共感できました。
若い人に向けた洋画でしょうけど、それなりに年齢がいってる方のほうが心にグッとくるんじゃないでしょうか。
エンディングもハッピーエンドですし、爽やかな幸せをに浸れるのでおすすめです。(40代女性)